2019年頭所感

明けましておめでとうございます。

昨年は、衆議院永年在職表彰の栄誉を賜りました。身に余る光栄です。これもひとえに長きにわたりご支援いただいた、ふるさと東播磨の皆さまの支えがあったればこそと、改めて感謝申しあげます。

さて、平成を締めくくる年が始まりました。4月には天皇陛下のご譲位に伴い新しい時代の幕が開きます。日本の新時代は、「挑戦の時代」となるでしょう。先の見通せない数々の課題を乗り越え、未来を切り開かなくてはなりません。

これからの数十年、国内では世界が経験したことのない急速な人口減少が進みます。そのなかで、豊かさを持続するためには、IoTや人工知能といった技術革新で生産性を高めるとともに、さらなるイノベーションの創出が必要です。昨年末に成立させた“研究開発力強化法改正法”は、その動きを加速する装置となってくれるはずです。

そして、日本の針路を開くのは、何よりも人材が持つ力です。世界をリードする「価値創造型人材」を育成する教育システムを確立すれば、国内のみならず、各国から人材が集積するでしょう。

一方、世界各地での自国優先主義の台頭が、国際秩序を揺るがしています。平和の礎の上に経済発展を遂げてきた我が国は、今こそ世界協調の要とならなくてはなりません。今夏のG20大阪サミットは公平公正で互いを思いやる新ルールづくりに向けた、試金石となるはずです。

今年も内外ともに課題は山積しています。

新しい国創りの転換点に際し、国家の未来を切り拓いていくためには、国民の政治への信頼が大切です。信頼がなければ、政治はメッセージを正しく伝えることができません。

我々政治家は国民の代表として、その意思を汲み上げ、議論を重ねて国民の皆様にしっかりと説明し、責任をもって政策を実行していきます。

最後になりましたが、引き続き格別のご指導とご鞭撻の程、宜しくお願いします。