「運命の日、そして始まりの日」

2009年8月30日午後8時、投票が締め切られた
テレビでは直ぐに対立候補に「当確」が
しかし開票が終わらなければ最後まで分からない!
そして
結果は
92032票 対 132231票
完全な負け戦である。
比例復活さえ叶わなかった。。。。。。。

総選挙では一週間前の土日に最終の世論調査が行なわれる。

昨年8月末にその結果を入手した私は愕然とした。10~20ポイントと多少の違いはあるが、各社とも相手候補にリードされている。

きびしい戦いであると予想はしていたが、これ程大差だとは思ってなかった。

2市2町とも負けているのだが、高砂でも大差でリードされているのがショックだった。

しかしその事実を嘆いていても仕方がない。

残された6日間に全力を尽くす事で局面を打開する以外にはない。

戦いはまだ続いているのだ。

選対幹部の皆さんに世論調査の結果を告げ、あらゆる対策を打って頂いた。

早朝の駅立ちから選挙カーでの街宣活動、企業訪問、夜の決起大会と、全力で走り抜けた。

投票日直前の加古川・高砂の大集会や加古川駅前広場での打ち上げも大変な盛りあがりだった。

私の実感としてはかなり追い込んだつもりだし、メディアも追い込んでると伝えてくれた。

でも届かなかった。比例復活さえ叶わなかった。

完全な負け戦である。

敗戦が確実になって、選挙事務所で支持者の皆さんにお礼とお詫びの挨拶をした時、私はただ「やるべき事はやりました。皆様にもやれる事は全てやっていただきました。今はこの審判を厳粛に受け止めたいと思います。」と言った。

翌日から私は選挙のお礼に廻った。

多くの方々から「負けたのは貴方のせいじゃない、逆風のせいだよ」と言われたが、たとえ強い逆風であったとしても、戦う以上勝利しなければならない。

負けたのは私が弱かったからだと私は考えた。

一巡のお礼を済ましてから、今後の方針を聞かれて私は少し現場を離れて考えたいと後援会幹部にお願いし日常の政治活動を停止した。

選挙の反省やこれからの自分の人生‥‥、様々な思いが私の心の中にあったが

時間が与えられたこの機会に、私の政治人生を振り返る事にした。